愛車のエストレヤに乗る機会も多くなってきたので、今回は2年ぶりにオイル交換をしてみました。あまり走行はしていないのですがオイルフィルターも一緒に。
新鮮なオイルに交換したことで、クラッチの入りやエンジンの調子も良くなりました。燃費を伸ばすためにもこまめに交換する方が良いですね。
自分でやってしまえば、工賃も浮くうえバイクに愛着が湧いてきます。今回は知り合いの場所を借りてオイル交換、オイルフィルターの交換をしました。
エストレヤのオイル交換に必要な道具

オイル交換で必要なものは
今回はエンジンの調子を取り戻すために、カワサキ純正のエンジンオイルR4 SJ10W-40を購入しました。4ℓあるので2回分あります。


必要な工具は
- 廃オイルパック(廃油処理箱)
- 17mmと8mmのソケットレンチ
- コインドライバー
- オイルジョッキ
- ラジオペンチ
- ウエス
工具に関してはいろいろと代用がありますが、廃オイルパックとソケットレンチは必須です。オイルで手が汚れるのが苦手な方はゴム手袋を用意。
ドレインボルトは締め付けトルク(ドレインボルト23 n/m)がありますので、初めて行う方は別途トルクレンチの用意を推奨します。
エストレヤのオイル交換のやり方

まず車体を平行な場所に移動させセンタースタンドで起こしておくことで、作業がしやすくエンジンオイルの量を正確に入れることが出来ます。
オイル交換する前にエンジンをかけて、2〜3分ほど暖気運転するとオイルが温まって排出されやすくなります。少し走ってもいいかもしれません。
ドレインボルトを外す

暖気が終わればエンジンを切って、エンジンのすぐ下に廃オイルパック(廃油処理箱)を敷いておきます。今回は箱を用意しましたが使い捨てパック(廃油処理箱)の方が便利。
ドレインボルトはエンジンの真下にありますので、17mmのレンチを使って反時計回りで緩めます。下から見て反時計回り、車体の上から見て時計回りです。

ドレインボルトを外したあとは一気にオイルが落ちてくるので火傷に注意


廃オイルをできるだけ排出するために、車体を前後に揺らします。穴の箇所にドレインワッシャーが張り付いている場合は取り外して破棄。


オイルフィルターのカバーを外す


オイルフィルターのカバーはエンジン右側。8mmのソケットレンチを使って2箇所外します。


ボルトを外したら、ラジオペンチなどで外側のカバーを外します。


さらに、オイルフィルターが装着されているカバーのボルトを8mmソケットレンチで取り外します。


ボルトが外れたらラジオペンチでこじ開けるようにカバーを外していきます。結構きつくはまっているのでちょっとずつ開けていきます。


無事カバーが取れたらオイルが漏れてくるので、周りにこぼしたくない場合はウエスなどを下に敷いておくといいかもしれませんね。
オイルフィルターの交換


オイルフィルターのピンをラジオペンチで摘んで取り外します。


古いオイルフィルターからピンを外し、新しいオイルフィルターに装着。オイルフィルターの向きはどちらでも構いません。


溢れ出た廃オイルをきれいに拭き取って、ピンが細くなっている方を奥にして同じように装着します。


オイルフィルターのカバーに付いているOリングを新しいものと交換。新品のOリングにはエンジンオイルを塗布して装着します。
あとは逆の順番でカバーを取り付け。このカバー結構きついので、布を当ててハンマーなどで叩くようにして入れないとなかなかハマらないかも。
ドレインボルトを戻す


オイルフィルターのカバーをすべて戻したら、新品のドレインワッシャーを間にかませたドレインボルトを戻します。


トルクレンチで締め付けトルク(ドレインボルト23 n/m)でしっかりと装着。ワッシャーが潰れる感覚を掴めたらトルクレンチなしでもいけるかも。



強引すぎる締め付けはネジが切れる可能性あるので自己責任で
エンジンオイル投入口の蓋を開ける


エンジン左側にあるエンジンオイル投入口の蓋を、コインドライバーを使って外します。普通のコインでもいいのですがおそらく回りません。
かなり硬いので、下に力を加えながら回さないとネジ頭を舐めてしまって外れなくなってしまうかも。過去に回らなくなって困りました。



業者を呼んで助かったけど
なかなか自然に緩んで落ちることもないので、蓋を戻すときは気持ち緩めに閉めることをおすすめします。
エンジンオイルを補給


蓋周りの汚れを拭き取って、カワサキ純正のエンジンオイルを補給。オイルジョッキの代わりに、使い捨てのジョウゴを使っても綺麗に入ります。
オイルの量はオイルフィルターを交換した場合は2ℓ、交換しない場合は1.8ℓ。今回は、フィルター交換をしたので2ℓ入れることになります。
エンジンオイルを1.6ℓほど入れたら、1〜2分アイドリングさせオイルを全体に行き渡らせます。続けて、左下のオイルレベルを確認しながら補給。


オイルレベル窓の半分くらいが適切な量です。多すぎても少なすぎてもダメなので、窓を確認しながらゆっくり補給していくと失敗はありません。
補給が出来たら蓋を戻して完了です。少し漏れたエンジンオイルはエンジン全体をコーティングするように塗布するとサビ防止にもなりますよ。
エンジンオイル交換でクラッチが楽に


エンジンオイルを交換する前はクラッチが滑ってうまく入らないこともありましたが、交換したあとは「カコン」とスムーズに入るようになりました。
エンジンの音も静かになり、強いトルクを感じることができます。さすがのカワサキ純正のエンジンオイルは安心感も違いますね。
メーカー推奨のエンジンオイル交換時期は、1年又は6000km。オイルフィルターは2回に1回交換なので、次回は交換する手間はありません。
またしばらく、新鮮な単気筒エンジンの鼓動が楽しめそうです。初心者でも難しくはないので、もしできそうならオイル交換チャレンジしてみてくださいね。




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