床に物を置くと掃除が大変ですし、散らかって見えますよね。収納棚を置くと狭くなってしまうしサイズも選び辛い。
そんなとき、床から物を浮かす収納「ディアウォール」を活用すれば、自由度の高い棚やハンガーラックが出来ちゃいます。
ディアウォールが何かよく分からないという方にも、費用や設置方法、活用の仕方などを伝えていきたいと思います。
ディアウォールで床に物を置かない収納術
ディアウォールとは一般的に「ツーバイ材」(2×4材)と言われる木材で、床と天井に突っ張り棒のようにしてあげる柱のことです。
ただ突っ張っているだけなので賃貸でも棚を取り付けたり、壁掛けテレビを取り付けたりと自由自在なのでDIYに大人気。
私の場合はハンガーラック、上に棚を作成しました。木材には専用ワックスで色をつけています。
元々は床にハンガーラックを置いていましたが、ハンガーラックだとどうしても床面積を取ります。またサイズや高さも選ばないといけません。
しかし、ディアウォールでは床に必要な面積は木の柱2本分だけ。掃除もすごく楽です。
床から上へ物を置く事が出来た
コンセントの位置や配線の関係でモデムやルーターを床に置いています。しかし、このままではホコリが溜まりやすく見た目も良くない。
棚を作る事によって床に置いてあったモデムやWi-Fiルーターを上に持っていく事が出来ました。これでホコリもかぶりにくくなり見た目もスッキリ。
後は配線をどうにかするだけ。アダプターは床に置きたくないので結束バンドで柱にくくりつけています。
高さを可動式で自由に
服の長さや棚上の置くものによって高さを調節できるように引っ掛け式になっています。あまり圧迫感を与えたくない時は下に下げる事も可能。
もちろん引っ掛け式なのでもっと棚を作って収納にしてもいいです。
便利過ぎる
ディアウォールでかかった費用
ディアウォール | 2,000円 |
ツーバイ材(柱) | 1,500円 |
ワンバイ材(棚板) | 2,500円 |
木材用ワックス | 2,000円 |
チャンネルサポート | 1,200円 |
ハンガーブラケット | 2,000円 |
エンドキャップ | 800円 |
ハンガースチールパイプ | 1,700円 |
ウッドブラケット | 1,500円 |
合計 | 15,200円 |
かなりざっくりですがこんな感じ。木材用ワックス無しにして可動式にしなければもっと安く済みます。
コスパが良い
引っ越しの際でもツーバイ材の長さを変えるだけなので再利用可能。またパーツ毎に取り外せるのでコンパクトに梱包する事も可能ですね。
設置方法
ツーバイ材の上下にパッドを入れて押し込むだけ。すごく簡単です。
重要なのは床と天井がしっかりしているか、ツーバイ材の長さが適切かだけです。
公式だと、天井から床までの長さからマイナス45mmでカットが適切だそうですが、実際は付属のスペーサーを入れても少しガクつくのでマイナス40mmをおすすめします。
ディアウォールについての詳しい説明は公式ホームページから。
強度・耐久性はどうなのか
強度や耐荷重の計算は柱の長さや木材の強度など複雑に絡んでいるため一概には言えません。使用例では大型テレビを壁掛けにしたり本棚として活用してる方もいます。
縦の対荷重に関してはかなり信頼できます。1本の柱に対して74kgのYouTuberのカズさんが乗っても倒れてません。
本来の使い方ではないので真似しないように
注意点としては横からの衝撃には強くないので壁にきっちりつけるか、しっかり突っ張れる場所を選びましょう。
私は天井にピンをつけて柱が前にずれないようにしています。簡単な事ですが、意外とこれで相当な重さや衝撃がない限り倒れる心配はありません。
今回ディアウォールに使った材料
若井産業 ディアウォール
木材の上下にはめる商品。中がバネになってて上下で突っ張ってくれます。
色はお好みで。私はダークブラウンを購入。
ツーバイ材
2×材で最も多く使われている樹種は、「SPF(エスピーエフ)」と呼ばれるもの。大量生産しているためホームセンターで購入すると600円ほどで手に入ります。
面倒な方は通販が楽ちん。最初から色が塗ってあるものもあります。
公式だと、天井から床までの長さからマイナス45mmでカットが適切だそうですが、実際は付属のスペーサーを入れても少しガクつくのでマイナス40mmをおすすめします。
ロイヤル ASF-1 チャンネルサポート
棚などのブラケットを引っ掛けて高さ調節できる金具。個人的に必須。
私はブラックの600ミリを木材1本につき1本つけています。高さにもっと自由が欲しい方は長めの方がいいかも。
プラスドライバー
基本的にツーバイ材は柔らかい素材ですが、堅いものもあります。私の場合全部手動のドライバーで回しましたが堅いものに当たってしまって結構疲れました。
10箇所程度しか使わないなら手動でもいいですが、多めにディアウォールをDIYしたいなら電動ドライバーじゃないとしんどいかもしれません。
女性は特に
木材用ワックス
ワックスは塗らなくてもいいですがお好みで塗ると部屋の雰囲気が変わります。拭き取りと匂い残りが気になるので少量をよく伸ばして使うといいと思います。
塗った後の拭き取りの工程が一番大変だった
ハンガーラックに使用した物
ロイヤル ハンガーブラケット 32ミリ
ハンガーパイプを取り付けるブラケット。ブラックの「呼び名200」という長さのものを購入。ハンガーをかけた際服がギリギリ収まる長さですが、壁に服を付けたくない方は270でもいいかと思います。
ロイヤル ハンガーブラケット用スチールパイプ 32ミリ
ハンガーをかけるパイプ。長さはご自由に。私はブラックの長さ920ミリを選びました。
ロイヤル パイプに使用するエンドキャップ ブラック 32ミリ
ハンガーパイプの端っこにつけるキャップ。ずり落ち防止のために、「突起」があるものがおすすめです。
棚に使用した物
ロイヤル ウッドブラケット 左右セット
木製の棚板専用のブラケットです。木ネジの付いた「呼び名250」を購入しました。木ネジの付属したものを選ばないと別途購入しなければならなくなるので注意。
少しのものしか置かないなら200とかもっと短めがコンパクトで良いと思います。
ワンバイ材
ツーバイ材の半分の薄さで棚にぴったりです。私の場合ウッドブラケットを250にしたので少し大きめの「280のワンバイ材」を購入しました。
ディアウォールで掃除を楽に
ディアウォールの使い道は無限大。人の数だけアイディアがあります。
元々クローゼットに服が収まりきらなかったのをきっかけに作ったのですが出来としては大満足です。木の色は少し濃くしすぎたかも。
棚が欲しいけど床に物を置きたくない人や、自由な収納が欲しい方に最適。掃除がものすごく楽ちんです。
気になった方は、是非DIYに挑戦してみてください。
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